ウェアラブルデバイスが築く魔法社会
投稿日時:2015-03-30 16:00:48
指先一つを動かすだけで、物事を思い通りに動かす。
そんな“魔法”が存在するファンタジーの物語に、私たちは一体どれほど惹きつけられてきたでしょうか。確かに、私たちの生活は、ここ十数年の中で驚くべきほど変わりました。インターネットの普及に伴って、パソコン・携帯電話が普及し、人一人ができることは大幅に拡張されました。
現在ではスマートフォンが普及し、Wi-FiやBlutoothなどの通信技術も相まって、昔からは想像もできないくらいに高度な生活を、私たちは送るようになりました。
しかし、いまだ“魔法”と言えるほどの生活を、私たちは経験していません。魔法とは“自分が意識したことを直接的に現実に影響させること”です。自分の肉体を可能な限り動かさずに、自分の望んだ結果を現実に引き起こすことができるのが“魔法”だと思います。
今の時代は、そんな魔法が一般化する社会への過渡期と言えます。私たちはこれまで“肉体とは離れたデバイス”を用いることで、魔法と同じような結果を導くことができました。しかし、そのために、私たちは本来行うべきではない不自然な動作を行う必要がありました。例えば、「スマートフォンを見る」という動作は、私たちにとって不自然な動作といえます。
私たちは、高度な技術で魔法を使えるようになりましたが、いまだ、魔法使いになることは出来ていないのです。
しかし今、私たちはそのステージへ駆け上がろうとしています。そのきっかけになるのが「ウェアラブルデバイス」です。ウェアラブルデバイスは、私たちの機能に直接働きかけ、より自然な動作の中で“魔法”の使用を可能にしてくれます。
まさに、指先一つで物事を動かす時代に突入しようとしているのです。