最先端の農業機械で業務効率化を実現
投稿日時:2017-10-17 17:12:35
農業機械にも最先端の科学が導入されつつあります。農業と機械は一見するとあまり結びつかなさそうにも思えますが、減っていく一方の農業人口を機械化することで効率化し、少人数でも最大限の収穫を得ることができるように工夫されているのです。
たとえば、ドローンで空撮することで水田など人間が中心部に入ることは困難な場所の作物の生育の様子を確認することができるようになります。また、生育の状態を消費者に発信して、ブランドイメージを高めることもできるようになるでしょう。
2016年には農業機械の大手メーカーであるクボタが「直進キープ機能付田植機」を販売開始し、記録的な大ヒットとなりました。一見する今までと大きな違いがないように思える機能ですが、泥の中を運行する水田での作業で直進をすることはかなり難しく、操作性が障害となって効率が落ちていたのです。クボタが開発した「直進キープ機能付田植機」は、水田内での直進して自動的に田植えをする機能を完全にロボットが自動化し、旋回作業だけを人間が手動で行う仕様にしたことによって、田植えを圧倒的に効率化することに成功したのです。しかも、値段も通常の田植機の10%UP程度と、決して手の届かない値段ではありません。
農業は気候に左右され、人間が手を加える部分が多く、非効率的な作業が多いのが現状でした。しかし最先端の科学技術があれば、まだまだ効率化できる余地が多くあるのです。クボタの開発した「直進キープ機能付田植機」も、ドローンの活用も、現代の機械だからこそできた現場の即戦力となれる技術です。
農業人口が減っても、いつか機械が自動的に作物の作付けから管理、収穫までを行い、人間は機械の管理とメンテナンスだけを行えばいい時代がくるかもしれません。そうなれば、日本の農業事情も大きく改善されるかもしれませんね。